一人の女性の姿が映った。
それはなんと、妖魔フリーゼの姿であった。
シズレンは、気を失いながらも、
最後の力を振り絞り・・・
全身から、ものすごい冷気を放出し始めた!!!
みるみる・・・凍らせていった。
そして、
シズレンの体に・・・ 変化が現れた。
パキーーーーンッ!!!

体の模様も、色も明らかに違うその姿は
シズレンの第2の覚醒であった。
しかしっ!!
シズレンでもなく、静原 恋でもない・・・どちらの意識でもない
とても恐ろしい意識が、妖魔 シズレンの体を奪おうとしていた。
シズレンは・・・ 未知なるものに支配されようとしていた。
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ガイラは、命が燃え尽きるまで・・・
第2の覚醒の姿から、シズレンの母親らしき存在の事を・・・
血を吐きながら、ガイラは静かに目を閉じようとしている。

アルチレの友達だったという ガイラめがけて振り放ったっ!!
「 お・・ お前の恩師・・・ アルチレに・・・
お前を、殺すように頼まれたのさ・・・ 」
シズレンは、そうつぶやくと、背中の羽のような翼が
一斉に、数本の刃のムチとなり、
カマイチの体を、粉々に斬り裂いた!!
カマイチの姿は、あっという間に消滅した。

その言葉に、生きる希望を失ってしまった。
この後しばらく・・・・


そうなの・・ シズレンには、
シズレン! あなたしかいないのよ! 」
「 がんばりなさい・・・ 負けないで! 」

自分の想いをシズレンに託して、身を引く事にした。
「 ふふっ。 そうだったわね。」
「 あなたは、アルチレ様が見込んだ唯一の弟子だもんね。
きっと、なんとかするんでしょうね・・・ 」
そう言葉を残して、氷の妖魔 フリーゼ は姿を消した。
きゃああっっ!! 懐かしすぎる~~~っ!!




